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ヒスイ・ネフライト・ジェイドの違い:~翠(みどり)の真実を探して~
【出会いの一石】 ねぇコールス先生、ヒスイってさ、緑のきれいな石でしょ?でもさ、ネフライトとかジェイドとか、名前がいっぱいあって混乱するんだけど…何がどう違うの? 良い質問ですね、りなちゃん。実は“ジェイド”という言葉にはちょっとした落とし穴... -
白いバッファロー:奇跡を呼ぶ石
白い宝石は、その清らかな輝きで多くの人々を魅了してきました。数ある白い宝石の中でも、ホワイトバッファローは、その希少性と神秘的な由来で特別な存在感を放っています。アメリカのアリゾナ州とネバダ州という限られた地域でしか採掘されないこの石は、同じ地域で産出される空色の宝石、トルコ石と似た成分を持っています。しかし、トルコ石特有の青い色のもととなるアルミニウムを含んでいないため、乳白色をしています。 -
緑色のフローライト:癒しと目標達成
蛍石、またの名をフローライトは、実に様々な色を持つ美しい石です。虹を閉じ込めたように、緑、紫、青、黄、ピンク、無色透明など、多彩な輝きを見せることから、持ち主の秘めたる才能を開花させ、天才へと導く石とも呼ばれています。 -
風格漂う古銅輝石:ブロンザイトの魅力
ブロンザイトは、その名の通り、まるで磨き上げられた銅のような独特の光沢を帯びた、重厚感あふれる天然石です。落ち着いた濃い茶色を基調とした色合いに、金や銅を思わせるきらめきが美しくちりばめられ、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。この美しく輝く様子から、古銅輝石という和名がつけられました。まさに、古びた銅の落ち着いた輝きを連想させるぴったりの名前です。 ブロンザイトの大きな特徴の一つに、木目のような模様があります。これは、内部に含まれる様々な鉱物が層状に重なり合うことで生まれる、自然の芸術とも言える模様です。一つとして同じ模様はなく、それぞれが個性あふれる表情を見せてくれます。まるで大地の歴史を刻み込んでいるかのような、神秘的な魅力を感じさせます。 鉱物学的には、ブロンザイトは輝石という鉱物のグループに属しています。同じ輝石の仲間には、鮮やかな緑色が美しい翡翠も含まれます。ブロンザイトは、エンスタタイトとフェロシライトという鉱物が混ざり合ったもので、鉄分の含有量によって色合いや光沢が微妙に変化します。鉄分が多いほど、濃い茶色になり、金属的な光沢が強くなります。 宝石業界では、鉱物学的な分類とは別に、古くから「ブロンザイト」の名前で親しまれてきました。その落ち着いた色合いと重厚感、そして自然が織りなす独特の模様は、多くの人々を魅了し、アクセサリーや装飾品として広く利用されています。近年では、パワーストーンとしての効果も注目されており、心身を安定させ、大地のエネルギーと繋がる石としても人気を集めています。 -
集中力UP!ブルーフローライトの魅力
蛍石、またの名をフローライト。様々な色を持ち、まるで内部から光を放つような蛍光性から、古来より人々を魅了してきた宝石です。「流れる」という意味を持つギリシャ語の「フルオル」に由来する名前の通り、滑らかな肌触りと美しい光沢が特徴です。 -
幻の宝石、日高翡翠の魅力
北海道の大地が生み出した緑の宝石、日高翡翠は、その名のとおり北海道の日高山脈ふもと、日高町で発見されました。緑色をした美しい石は、古くから世界中で宝飾品として愛されてきた翡翠に似ています。しかし、よく知られている硬玉や軟玉といった翡翠とは異なる、新しい種類の翡翠であることが判明し、「第三の翡翠」という特別な呼び名で呼ばれるようになりました。日高翡翠は、正式には「ひすい輝石岩」と呼ばれ、蛇紋岩の中に鉱脈として存在しています。その美しい緑色は、含まれるオンファサイトという鉱物に由来します。オンファサイトは鮮やかな緑色をしており、日高翡翠の特徴的な色合いを生み出しています。 -
ネフライト:知られざる軟玉の世界
軟玉は、古くから世界中で人々に愛されてきた鉱物で、宝石の中でも翡翠と呼ばれる石の一種です。翡翠には硬玉と軟玉の二種類があり、一般的に翡翠というと硬玉を指すことが多いですが、軟玉もまた長い歴史と独特の魅力を持つ石です。軟玉は東洋では古くから「玉」と呼ばれ、日本では縄文時代から勾玉などに加工され、権威の象徴や魔除けとして大切にされてきました。世界各地の遺跡からも軟玉製の道具や装飾品が出土しており、人類の歴史と深く関わってきたことがわかります。 -
癒しのフォスフォシデライト
フォスフォシデライト。耳に心地よく響くこの名前は、一体どのようにして生まれたのでしょうか?実は、この石の構成要素である二つの元素、燐(りん)と鉄に、その秘密が隠されています。 まず「燐」ですが、これはギリシャ語で「光」を意味する「phos(フォス)」と、「運ぶもの」を意味する「phoros(フォロス)」という二つの言葉が組み合わさってできています。合わせて「phos-phoros(フォスフォロス)」となり、「光を運ぶもの」という意味になります。まるで、この石が持つ淡い紫色の輝きを予感させるような、美しい言葉ですね。 次に「鉄」ですが、こちらはギリシャ語で「sideros(シデロス)」と言います。この「シデロス」が、「フォスフォシデライト」の名前の一部になっているのです。 つまり、「フォスフォシデライト」という名前は、「phos-phoros(フォスフォロス)」と「sideros(シデロス)」という二つのギリシャ語に由来しているのです。「燐」と「鉄」という二つの元素を含むこの石の特徴を的確に表した名前と言えるでしょう。 時折、フォスフォシデライト自体が「光を運ぶもの」という意味だと解釈されることがあります。確かに、その淡い紫色は、どこか神秘的な光を帯びているようにも見えます。しかし、正しくは「光を運ぶもの」という意味を持つ「燐」という元素の語源に由来することを覚えておきましょう。 -
ピンクフローライト:愛と美の石
虹のように多彩な輝きを放つ蛍石。その美しさは、古来より人々の心を掴み、不思議な力を持つ石として大切にされてきました。知性や想像力を高めるとされることから「天才の石」とも呼ばれ、学習や仕事で集中力を必要とする時に、大きな助けとなってくれると信じられています。 -
新潟ひすいの輝き:歴史と魅力
新潟ひすいは、その名の通り新潟県で産出される緑色の宝石です。特に糸魚川市周辺の地域は、古くからひすいの産地として有名で、日本のひすいの故郷とも呼ばれています。糸魚川を流れる姫川や青海川、そしてそれらの支流の河原では、今でもひすいの原石を探すことができます。 -
神秘の輝き、パープルフローライト
虹を閉じ込めたような、と表現されるほど多彩な色の輝きを見せる石、それが蛍石です。緑、青、紫、黄色、桃色など、色の種類は実に様々です。色の濃淡も、模様の出方も、同じものは一つとしてありません。まるで自然が描いた絵画のように、一つ一つの石に個性があります。 -
バリサイト:夢を叶える緑の宝石
バリサイトは、その名の通り鮮やかな緑色が特徴の宝石です。名前の由来は、初めて発見された場所であるフランスのバリス地方にちなんでいます。緑色の濃淡は、淡いものから深いものまで様々で、空を思わせる水色に近いものや、深い森のような緑色まで幅広く存在します。これは、含まれる成分や結晶構造の違いによって生じるもので、一つとして同じ模様がないことから、自然が作り出した芸術作品とも言えます。 -
糸魚川翡翠:日本最古の宝石
新潟県の糸魚川で産出される翡翠は、地球上で最も古い翡翠として知られています。その歴史は驚くべきことに、今から5億年前のカンブリア紀にまで遡ります。これは日本列島が誕生するよりもずっと昔のことです。まだ大陸の一部であった日本列島が深い海の底に沈んでいた頃、悠久の時をかけて、高い圧力と熱によって、この美しい石は生まれました。 -
天使の羽根?エンジェルフェザーフローライトの魅力
天使の羽根のような模様が幻想的な美しさを放つエンジェルフェザーフローライト。別名フェザーインフローライトとも呼ばれるこの石は、その名の通り、内部に浮かび上がる羽根模様が最大の特徴です。まるで澄み切った大空に、輝く白い羽根が舞い降りるかのような、神秘的な光景が広がります。 -
神秘の黒翡翠:その魅力と力
翡翠というと、鮮やかな緑色を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、翡翠は色の変化に富んだ石であり、緑色の他に白、紫、赤、そして黒など、実に様々な色合いが存在します。中でも黒色の翡翠は黒翡翠と呼ばれ、独特の存在感を放っています。 -
翡翠のエクボ:天然の証
翡翠は、東洋で古くから大切にされてきた宝石です。深い緑色は、奥深い森の静けさや力強い生命力を思わせ、多くの人々を魅了し続けてきました。翡翠の魅力は、その美しい色の深みだけにあるのではありません。一つとして同じものがない、個性豊かな石であることも、翡翠が愛される大きな理由です。 -
翡翠・ジェダイト・硬玉…深く魅惑的な緑の宝石
硬玉は、本翡翠とも呼ばれる宝石で、深く美しい緑色で多くの人々を魅了してきました。翡翠の中でも特に価値が高い石として知られ、古くから世界各地で大切にされてきました。東洋では特に高貴な石として尊ばれ、権力の象徴や装飾品、儀式用の道具など、様々な用途で使われてきました。例えば、中国では皇帝の印章や装飾品に用いられ、その力強さと気品を象徴するものとして扱われてきました。 -
モルガナイト:淡い桃色の輝き
モルガナイトは、緑柱石(りょくちゅうせき)という鉱物の中で、桃色に輝く宝石です。緑柱石は色とりどりの宝石を生み出す鉱物として知られており、深い海の青色を思わせるアクアマリンや、緑の草原のようなエメラルドも、この緑柱石の仲間です。モルガナイトは、その中でも特に柔らかな桃色で人々を魅了しています。 -
マーカサイトの魅力:鉄鉱石の輝き
マーカサイトは、鉄からできた鉱石の一種で、その美しい光沢から装飾品に使われる素材です。見た目は金色にきらきらと輝き、その美しさから古くから人々を魅了してきました。しかし、本来「マーカサイト」と呼ばれる石は、とても壊れやすく、加工して装飾品にするには適していません。現在、装飾品として「マーカサイト」と表示されているもののほとんどは、同じ仲間の鉱石である黄鉄鉱が使われています。黄鉄鉱も見た目は金色で、マーカサイトとよく似ていますが、マーカサイトよりも硬く、加工しやすいという特徴があります。 黄鉄鉱は金や銀の代わりに使われることが多く、比較的安価な素材として様々な装飾品に利用されています。その金色に輝く様子は、多様な模様を引き立て、身につけた人を美しく彩ります。特に、細かい粒状の黄鉄鉱をびっしりと敷き詰めたデザインは、独特のきらめきを生み出し、アンティーク調の雰囲気を醸し出します。夜空に輝く無数の星のように、繊細な輝きを放つことから「星屑」模様とも呼ばれています。 マーカサイト(黄鉄鉱)は、他の宝石、例えばガーネットやトルコ石などとも相性が良く、組み合わせることでより一層魅力的な装飾品となります。また、様々な模様に合わせやすいことから、自分だけのオリジナルの装飾品を作る際にも重宝されています。手頃な値段でありながら、高級感あふれる輝きを放つマーカサイトは、時代を超えて多くの人々を魅了し続けています。華やかでありながら落ち着いた雰囲気も持ち合わせているため、普段使いから特別な日まで、様々な場面で身につけることができます。その輝きは、身につける人に自信と華やかさを与え、日々の生活に彩りを添えてくれるでしょう。 -
七色の輝き:レインボーフローライト
虹色の輝きを放つ石として知られるフローライトは、多彩な色合いが魅力です。多くの方は紫色や緑色のイメージをお持ちかもしれませんが、実際には黄色や青色など、自然が生み出した様々な色のフローライトが存在します。 -
ハウライト:真実は?
種類鉱物産地カナダ、アメリカ、メキシコ色・特徴白、灰色宝石× 【ハウライト:真実は?】 ホワイトターコイズって、ターコイズの白い種類ですか? いい質問だね。実はホワイトターコイズとして売られている石は、ほとんどの場合マグネサイトという別の石... -
レモンジェイド(Lemon Jade)
種類鉱物産地ミャンマー、中国、グアテマラ色・特徴黄色、淡い緑色宝石△ ねぇねぇコールス先生、見て見て!この石、レモンみたいな色してるよ〜! おや、それは“レモンジェイド”と呼ばれる石だね。見た目も名前も爽やかだけど、実はなかなか奥深い鉱物なん... -
赤鉄鉱の魅力:歴史と特性を探る
名前ヘマタイト/HEMATITE/赤鉄鉱色赤色、赤褐色、黒色光沢金属光沢、土状光沢蛍光なし劈開なし断口不規則、貝殻状硬度5-6比重5.3主な産地イタリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、ベネズエラ、スイス、イギリス、ドイツ 【赤鉄鉱の魅力:歴史と特性を探る】... -
夢を叶えるぶどう石:プレナイトの魅力
【夢を叶えるぶどう石:プレナイトの魅力】 プレナイトって、ぶどうみたいな形をしている石なんですか? そうそう、ぶどうの房のような形で見つかることもあるから、和名は『ぶどう石』っていうんだよ。ただ、いつもそういう形とは限らないんだ。ビーズに...
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