第14章：鼻血ブー！たまちゃんとももの日本金貨三銃士冒険記

ふっ、まずはこのティッシュで鼻血をふきたまえ。
で、いいところに気づいたね、ももちゃん。それは“額面ぶち抜き金貨”の世界じゃ。中でも注目なのが『御在位60年記念10万円金貨』『御即位記念10万円金貨』『御成婚記念5万円金貨』の日本金貨三銃士ともいえるトリオ！金相場の高騰もあって、いまやプレミア価格になってるんだ！

うんうん、普通そう思うよね。でも、これらの金貨は“法定通貨”でありながら、素材が純金なんだ。金相場が上がれば、当然その“金の価値”が額面を超えるってわけ！

まさにそうだ！じゃあそれぞれの金貨について詳しく見てみよう！

まずはこれ！1986年に昭和天皇の在位60年を記念して発行された金貨。重さは20g、素材は純金（K24）、直径30mmで、発行枚数は1000万枚を超えているんだ。

つくんだよ〜。なぜなら“金相場”が爆上がりしてるから！発行当時は金1gが1,500円くらいだったけど、今は1gあたり15,000円超えのときもあるから、20gのこの金貨は理論上で30万円以上の金としての価値があるんだゃ！

いや～コロナの前ぐらいまでは金価格で換算しても10万円は超えなかったから、額面通りの価値にしかならなかったんだけど、今やすっかり出世して…（遠い目）

続いては、平成のスタートを飾った今上天皇（当時）の御即位を記念した金貨。こちらも素材は純金、重さ30g、直径33mm。発行枚数は200万枚とさらに多い。

もちろん！さっきの御在位は20gだったけど、こっちは30gだっ！こちらも金相場に連動して45万円超の金としての価値がある。しかも天皇陛下の“御即位”っていうイベントの重みもあって、人気が高いんだ。コレクション需要もあるしね！

その通り。重さは18g、素材はもちろん純金。直径は27mm。発行枚数は約200万枚。金としての価値は27万円程度になることもあるよ。

ティッシュ！しかもこの3枚をセットで持ってると、まさに“額面ぶち抜き金貨トリオ”の完成！額面合計は25万円なのに、金としては60万円超になることもあるんじゃ！
…しまった！ぼくちゃんも鼻血出ちゃった～！

一番の理由は金価格の高騰。そしてこの3枚は状態が良ければ未使用やプルーフ仕様として、さらにプレミアがつくんだ。パッケージやケースの有無も査定に影響するぞ！

なんだかすごい世界だね。ぼくちゃんも1枚欲しくなったぞ！

いつか本物の金貨を手にするその日まで……チャッピー精神でがんばるんだぞ～！
それと、いつ鼻血が出てもいいようにティッシュを持ち歩けよ～！

ここまで読んでくれてありがとう！キミの財布の中にも、きっといろんな時代の“物語”が詰まってるよ！