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鞍馬石:わびさびと癒やしの銘石
鞍馬石は、京都の北に位置する鞍馬山で採掘される花崗岩の一種です。その名は、山の名前に由来しています。鞍馬山は、牛若丸(のちの源義経)が修行した地としても知られ、由緒正しい歴史を有しています。古くから都として栄えた京都において、鞍馬石は様々な用途で用いられてきました。 鞍馬石は、独特の青みがかった灰色をしており、その落ち着いた色合いは、古都の静寂と見事に調和します。表面は、細かな粒状の結晶で覆われており、滑らかでしっとりとした質感を持っています。この独特の風合いは、日本の伝統文化、特に茶道の「わびさび」の精神と合致するとされ、大変重宝されてきました。 茶室の庭先に置かれる石灯籠は、鞍馬石を用いることで、幽玄な雰囲気を醸し出します。また、飛び石や沓脱石にも鞍馬石が用いられることが多く、茶室へと向かう静謐な空間を演出します。茶室に入る前に手や口を清めるためのつくばいにも鞍馬石が用いられます。水を受けた鞍馬石は、その濡れた表面がより一層深い色合いとなり、訪れる人々に清涼感を与えてくれます。 鞍馬石は、単なる石材ではなく、日本の伝統文化を象徴する存在と言えるでしょう。その静かで落ち着いた風合いは、古都の歴史と自然の美しさを映し出し、人々の心に深い安らぎを与えてくれます。鞍馬石に触れる時、私たちは日本の美意識の深淵に触れることができるのです。 -
グラニットポーフィリー/GRANITE PORPHYRY/花崗斑岩
グラフィックグラニット(文象花崗岩) 種類火成岩産地アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ色・特徴ピンク、赤、灰色、黄褐色など宝石× 【第1章:見た目は地味だけど、なんか不思議!】 ねえコールス先生、この石さ~パッと見“ただの石”なんだけど、よーく見... -
アマゾナイトグラニットフォーフィリー/AMAZONITE GRANITE PORPHYRY/アマゾナイト花こう斑岩
ねえコールス先生、この青緑の石、なんかカッコいいけど“アマゾナイトグラニットポーフィリー”って…名前長っ! ふふふ、確かに少々舌を噛みそうですが、非常におもしろい石なんですよ。“アマゾナイト花崗斑岩”とも呼ばれています。 なんだか高級そうな響き...
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