地金– category –
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ニッケルシルバー:銀色の輝き
銀に似た美しい輝きを持つ合金である、洋銀。その名が示す通り銀を思わせる光沢を放ちますが、実は銀は全く含まれていません。主成分は銅とニッケル、そして亜鉛の3種類です。この3つの金属を混ぜ合わせる割合を変えることで、色味や硬さといった特徴を自在に変えることができます。 -
炭化物とタングステンカーバイドの硬度
炭化物とは、炭素と結びつきやすい性質を持つ元素、特に金属と炭素が組み合わさってできた物質のことを指します。炭素よりも陽性(プラスの電気を持つ性質)が強い元素と炭素が化合することで炭化物が生成されます。この言葉は、化学の分野では広く使われていますが、宝石の世界では、タングステンを使った装飾品について話す時によく耳にします。 -
銀の魅力と輝き:お手入れ方法も解説
銀は、その白く輝く美しい見た目から、昔から人々に愛されてきた金属です。磨かれた銀は鏡のように光を反射するため、周囲の景色を映し込み、独特の輝きを放ちます。この美しさと希少価値から、銀は金や白金と同じように貴金属として扱われ、宝飾品によく使われています。 -
金位:金の純度を見極める
金位とは、金の含有量を示す尺度であり、宝飾品の価値を測る上で欠かせない要素です。純金は柔らかく、傷つきやすい性質のため、そのままでは宝飾品への加工には向きません。そこで、銀や銅、パラジウムなどの金属を混ぜ合わせて合金とすることで、強度や耐久性を高め、実用的なものへと変化させます。この合金の中にどれだけの金が含まれているかを示すのが金位であり、「カラット」と呼ばれる単位を用いて「K」の記号とともに表記します。 -
真鍮の魅力:輝きと特性
真鍮は、銅と亜鉛を主成分とする合金です。その配合比率はおよそ半分ずつですが、用途によって微妙に調整されます。銅と亜鉛の組み合わせから生まれる独特の黄金色の輝きが、真鍮の最大の魅力です。この美しい光沢は、古くから人々の心を捉え、宝飾品をはじめとする様々な装飾品に用いられてきました。 -
貴金属の品質保証:試金とは
試金とは、金や銀、その他合金に含まれる貴金属の含有量を正確に測定し、その純度を証明する作業です。この作業は、公的な機関である試金場によって厳密に行われます。試金によって貴金属の品位が確認されると、製品本体に直接、品質を保証する刻印が押されます。この刻印は、一般的にホールマークと呼ばれ、消費者が偽物や粗悪品をつかまされるリスクを減らす重要な役割を果たします。 -
イエローゴールドの輝き:その魅力と歴史
黄金色は、その名の通り、黄金を思わせる鮮やかな黄色です。太陽の光をそのまま映し出したような、力強く、それでいて温かみのある輝きが特徴です。この美しい色は、古来より人々を魅了し、権力や富の象徴として、あるいは神聖な儀式などにも用いられてきました。 -
金位を示すカラット:純金の含有量
金製品を選ぶ際、よく耳にする「カラット」という言葉。これは一体何を意味するのでしょうか?カラットとは、金の純度を表す単位です。金のアクセサリーやインジェクションなど、様々な金製品に表示されています。金はそのままでは柔らかく、アクセサリーなどの加工には不向きなため、銀や銅、パラジウムなどの他の金属を混ぜて合金にするのが一般的です。この時、全体を24とした中の金の割合をカラットで表します。 -
イリジウム:類まれな貴金属の魅力
イリジウムは、白金族の中でも特に貴重な金属です。その名の由来は、ギリシャ神話の虹の女神「イリス」にちなんでおり、様々な色に輝く化合物を作る性質から名付けられました。まるで虹の女神のように、美しい光沢を放つ銀白色の金属ですが、その存在は極めて希少です。地球の地殻には、ごく微量しか存在しておらず、金よりもはるかに見つけるのが難しいとされています。実際、地球全体で見ても、年間の産出量はわずか数トン程度に過ぎません。 -
タングステン:驚くべき金属
タングステンは、原子番号74番の元素で、周期表ではクロムやモリブデンと同じ仲間の金属です。見た目は灰色がかった白色で、ずっしりと重く、とても硬いのが特徴です。融点は摂氏3422度と非常に高く、既知の元素の中で最も高い沸点である摂氏5930度を誇ります。この桁外れの高温への強さから、様々な分野で利用されています。 -
合金の魅力:貴金属の変容
合金とは、複数の金属元素を混ぜ合わせてできた物質のことを指します。まるで料理のように、異なる金属を組み合わせて、それぞれの長所を生かしつつ、新たな特性を生み出すことができます。主成分となる金属に、少量の他の金属や非金属元素を加えることで、元の金属にはない優れた性質を持つようになります。合金を作る目的は、主に強度や硬度、耐腐食性、耐熱性などの向上、そして色や光沢の調整です。 -
インゴット:金属の塊の神秘
インゴットとは、溶かした金属を型に流し込み、冷やし固めて作った塊のことを指します。まるで金属の生まれたままの姿とも言えるでしょう。金や銀はもちろんのこと、プラチナや銅、アルミニウムなど、様々な金属がインゴットの形で取引されたり、加工されたりしています。その用途は実に多岐に渡り、私たちの生活にも深く関わっています。 -
24金の魅力:純金の輝き
純金とは、一般的に24金と呼ばれ、99.99%以上の高純度の金を指します。24金は、カラット(K)という単位で純度を表します。カラットは、24分率で金の含有量を示すもので、24金は24カラット、つまり24分の24が金であることを意味します。これは、理論上は他の金属が一切混ざっていない、純粋な金の状態です。しかし現実的には、完全に不純物を取り除くことは不可能に近く、わずかながら他の金属が含まれている場合があります。そのため、日本の造幣局では、純金として認める基準を99.99%以上としています。 -
18金の魅力:純金に近い輝き
金はその美しい輝きと変わらぬ価値から、古来より人々を魅了し、装飾品や財産として重宝されてきました。しかし、純金は柔らかく、そのままでは細工を施すには不向きです。そのため、銀や銅、白金族元素のパラジウムなどを混ぜ合わせて合金にすることで、強度や色味を調整しています。この合金における金の含有量を表す単位がカラット(K)です。24Kは純金を指し、18Kは24分の18、つまり75%が金で、残りの25%は他の金属を混ぜ合わせた合金です。 -
14金の魅力:人気の理由を探る
金製品には、その価値を示す純度の表示が必ず付いています。純度とは、含まれる金の割合を示すもので、よく使われる単位として「カラット(K)」があります。これは、全体を二十四分率で表したものです。つまり、二十四カラット(24K)とは、百パーセント金でできているという意味です。純金は美しい輝きを放ちますが、同時に非常に柔らかいという特徴も持っています。そのため、そのままでは宝飾品として加工するには難しい場合があります。 -
10金の魅力:金の純度と合金の秘密
金製品を買うとき、「10金」や「18金」といった表示をよく見かけます。これは、金の含有量、つまり純度を表すものです。数字が大きいほど、金の割合が多いことを示しています。たとえば、24金と表示されていれば、それは純金という意味です。
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