
戦後のお金って、本当に“希望のカタチ”だったんだね…



うん。でも、そこから日本はバブルを経験して、デフレもあって、そして今は“お金が見えない時代”に入ってるんだ。



“見えない時代”?それって、どういうこと?



じゃあ今回は、平成〜現代までのお金の進化と、キャッシュレスって何なのか、いっしょに見ていこうか!
🏙️ 平成時代の経済と通貨の変化


平成時代(1989〜2019年)は、日本の経済が大きく揺れ動いた時代です。
- バブル経済と崩壊(1991年頃)
- “失われた10年”と呼ばれる長期不況
- 超低金利時代とデフレ圧力
この中でお金の価値や人々の“お金の使い方”も少しずつ変化していきました。
- 「使う」から「ためる」へ
- 「現金主義」から「電子決済」へ
💴 平成のお金たち


紙幣や硬貨も、平成の間に刷新が進みます。
- 2000年:二千円札の登場(沖縄サミット記念)
- 2004年:肖像画の変更
- 一万円札:福沢諭吉 → 継続
- 五千円札:新渡戸稲造 → 樋口一葉
- 千円札:夏目漱石 → 野口英世
- 2024年度(令和6年度)から発行の新紙幣(デザイン刷新)
- 一万円札:福沢諭吉 → 渋沢栄一
- 五千円札:樋口一葉 → 津田梅子
- 千円札:野口英世 → 北里柴三郎
また、硬貨では「平成31年」表記が最後となり、令和以降は新しい元号表記へと移行していきます。
💳 キャッシュレス化の加速


スマートフォンの普及とともに、日本でもキャッシュレス決済が急速に広がりました。
- 電子マネー(Suica・PASMOなど)
- QRコード決済(PayPay、楽天Payなど)
- クレジットカード・デビットカード
これにより、“お金を持たなくても買い物ができる”世界が現実に。
- 財布を持たずスマホだけで通学・通勤
- 小銭の煩わしさからの解放
- データとしてのお金(見えないお金)
🧠 たまちゃんの豆知識コーナー!



・二千円札は流通量が少なく「幻のお札」として一部で人気!
・QR決済の普及は、コロナ禍でさらに加速したよ!
・電子マネーの多くには“ポイント還元”があり、賢く使えば実質的にお得♪
🛍️ ネットとお金のつながり


- インターネット通販(Amazon、楽天など)
- サブスクリプションモデル(定額課金)
- ネットバンキング・スマホ証券・仮想通貨
今では銀行に行かずとも、スマホで振込・投資・支払いが完了します。これはまさに“お金の革命”です。
📱 仮想通貨とブロックチェーン


2010年代後半から、「ビットコイン」などの仮想通貨が世界中で注目されはじめました。
- 中央管理者のいない“非中央集権型通貨”
- ブロックチェーン技術による透明性と安全性
- 投資・送金・契約管理まで多用途化
これは貨幣の歴史の中でも、まさに“異次元”の存在であり、今後の未来を考えるうえで重要なキーワードです。
🗣️ ももの気づきメモ



お金って、画面の中にもあるなんて…なんか不思議!



そうだね。昔は“手で数える”ものだったけど、今は“画面で確認”する時代。だからこそ“数字の意味”をしっかり理解することが大切なんだ。



これからもお金は変わっていくのかな…?



きっとね。でも、どんなに形が変わっても、“人と人をつなぐ約束の道具”っていう本質は変わらないと思うよ!
🏁 まとめ:未来へつながる貨幣の旅


平成〜現代にかけて、貨幣は大きな進化を遂げました。
- 物としてのお金 → 情報としてのお金へ
- 紙と金属 → データと信用へ
これまで見てきた通り、貨幣の歴史は「時代とともに進化し続ける物語」です。そしてその中には、いつも人びとの“暮らし”と“願い”が込められていたのです。



さぁ次は少し見方を変えて、古銭を素材別に仕分けをしてみたよ!



